09/08/07 08:44:41
米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの1日当たりのトレーディング収入が1億ドル(約95億円)を
超えた日数が、4-6月(第2四半期)に46日と、前四半期の34日を上回り過去最高を更新した。
全営業日の71%でトレーディング収入が1億ドルを上回ったことになる。同期中にトレーディング損失が
出たのは2日で、前四半期の8日から減少した。米証券取引委員会(SEC)への届け出で5日に明らかに
なった。トレーディング収入5000万ドル以上の日数は65営業日中58日(89%)だった。
ゴールドマンは第2四半期に過去最高益を達成。トレーディング収入と株式引き受け手数料収入が
最高を記録した。同四半期のリスクテーク規模も過去最大だった。
米証券大手だったベアー・スターンズの崩壊についての著書のあるウィリアム・コーハン氏は
「リセッション(景気後退)の中でゴールドマンがこれほどの利益と収入を上げられたということは
一見不可解だ」と語る。その上で、「実は競合他社の多くが撤退したり大打撃を受けたりしたため、
ゴールドマンの立場が強くなったものだ」と話した。
2008年度(11月期末)は、ゴールドマンの1日のトレーディング収入が1億ドルを超えた営業日が
90日あった。07年度は88日。06、05、04年度はそれぞれ49日、18日、14日だった。ゴールドマンは
09年から会計年度を暦年に変更している。
リスクテークの度合いを示すバリュー・アット・リスク(VaR、一日当たり最大損失可能額)は
今年第2四半期に平均で2億4500万ドルと、前期の2億4000万ドルや前年同期の1億8400万ドルを
上回っていた。同社によると、第2四半期のリスク増大の大半は株式関連だった。トレーディングと
自己勘定投資による収入は同四半期に全体の78%を占めた。
米連邦預金保険公社(FDIC)が銀行債に保証を付けるプログラムを導入したことも、ゴールドマンの
資金コストを低下させ活発なリスクテークにつながった。
ゴールドマンのこの日の届け出によると、同社のFDIC保証債の残高は251億ドルだった。
過去の届け出によれば、昨年11月から今年3月までに300億ドルをこの種の債券で調達していた。
またこの日の届け出によれば、無担保短期借入金の加重平均金利も6月は1.70%と3月の2.14%や
昨年11月の3.37%から低下していた。
ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
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