09/07/24 14:45:51
世界貿易機関(WTO)は22日、今年の世界の貿易量は10%減少するが、中国が過去初めてドイツを抜き、
世界最大の輸出国に浮上するとの見通しを示した。
WTOは22日に発表した2009年版の世界貿易報告書で、「躍動的なアジア各国が世界の貿易回復を
主導しており、今年は中国がドイツを上回り、世界最大の輸出国になる見通しだ」と指摘した。
中国の輸出は昨年、1兆4300億ドルを記録し、1位ドイツ(1兆4700億ドル)にわずかに及ばなかった。
今年に入り、世界的な景気低迷の影響でドイツも中国も輸出が前年比で20%以上激減した。
しかし、ドイツの輸出は下期も引き続き低迷を脱せずにいるのに対し、中国は急速な回復を
見せている。WTOのチーフエコノミスト、パトリック・ロー氏は「欧州経済の停滞から
脱せずにおり、ドイツは輸出不振が続き、中国に追い抜かれる」と予測した。
ドイツの輸出不振は景気低迷で主力輸出品目の自動車輸出が前年比30%以上落ち込んだ上、
東欧の経済危機で機械類など資本財の輸出も低迷しているためだ。
WTOによると、世界的な景気低迷で世界貿易の停滞は当初予想よりも深刻化し、世界の貿易規模は
前年比で10%減少(当初予測は9%減少)する見通しだ。貿易規模の減少幅としては過去60年で
最大となる。
WTOのラミー事務局長は22日、シンガポールで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)
貿易相会合に出席し、「回復を予想するには尚早だが、下期にはアジア各国の善戦により、
世界貿易の減少幅は徐々に縮小している」と述べた。
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