09/07/23 15:38:44
ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
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「就職したくても、面接に着ていくスーツがない」。経済的に苦しく、スーツがないために
就職活動がままならない若者を支援しようと、東京のNPO法人がスーツの寄付を呼びかけている。
男性用、女性用を合わせ、年内に1千着が目標。全国でスーツを必要としている、求職中の若者に
貸し出す考えだ。
呼びかけているのは、若者の就労支援をするNPO「育て上げネット」(工藤啓理事長)。
独自の支援事業のほか、厚生労働省の委託で東京都立川市などで「地域若者サポートステーション」も
運営している。
ステーションでの支援プログラムのひとつとして、4回コースの就職セミナーを昨年度から
実施している。その中で、面接練習のためスーツ着用を求める4回目だけ、それまでの3回と比べて
欠席者が多い傾向が続いた。
理由を探ると、「スーツが買えないから」と答える若者が多かった。「これまで面接の際は、
高校時代の制服のブレザーで代用していた」という女性もいたという。
ある紳士服大手によると、低価格のものでそろえても、リクルートスーツは男女共に2万円近く。
男性は、ワイシャツ、ネクタイ、ベルト、靴、カバンでさらに約2万円、女性もブラウス、
カバン、パンプスで1万6千円ほどはかかるという。
そこで、育て上げネットでは、スーツが買えないために就職やアルバイトができないという現状を
改善しようと、家庭などで使われなくなったスーツを寄付してもらい、必要な若者に貸し出すことに
した。
集めているのは、10~30代の男女が採用面接で着るのにふさわしいスーツ、ネクタイ、ベルト、
カバンで、極端に古い型や派手な柄などは除く。十分な数が集まれば、全国に92カ所ある
サポートステーションで貸し出す。
工藤理事長は「採用面接にスーツを着ない若者が来たら『社会性がない』と見なされ、
『買いたくても買えない若者』とは思われないだろう。不要になったスーツを、社会投資として
若者に託してほしい」と訴えている。
スーツの送り先、問い合わせは、育て上げネット(住所・TELはソース参照)。
送料は寄付する人の負担となる。
-以上です-
寄付されたスーツを整理する育て上げネットの工藤理事長(右)ら
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