09/07/23 11:18:00
高級車レクサスなどを製造するトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は22日、工場で
働く派遣社員約700人の大半を9月末までに直接雇用の期間従業員に雇い直す方針を
固めた。4月から先行して約250人の派遣社員を期間従業員にしており、これと合わせて
工場の派遣社員をゼロにする。期間従業員は正社員と違って雇用期間を設けて契約するため
人員削減の対象になりやすいが、製造業の「派遣切り」批判や生産回復を受け、原則として
直接雇用に切り替える。
700人のうち直接雇用を希望し、面接試験などに合格した人を期間従業員にする方針で、
650人程度を予想している。トヨタ九州は「直接雇用にして、雇用に責任を持つ」と説明している。
親会社のトヨタ自動車本体は約1700人の期間従業員がいるが、トヨタ九州は4月に92年の
操業開始以来初めて採用した。契約期間は原則6カ月更新にする。大幅な減産がなければ、契約を
更新し、長期雇用する方向だ。期間従業員の日給は派遣社員の時よりも増やし、福利厚生の向上も
検討しているという。
トヨタ九州は現在、正社員を含めて直接雇用の従業員が6600人、事務系を含む派遣社員が
1千人いるが、10月以降、事務系以外の派遣社員はゼロになる。
※続きます。
asahi.com 2009年7月23日
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