【金融】ロシア:BRICs脱落の危機? 投資失速、もろい金融…エネルギー部門への過度の依存 [09/07/22]at BIZPLUS
【金融】ロシア:BRICs脱落の危機? 投資失速、もろい金融…エネルギー部門への過度の依存 [09/07/22] - 暇つぶし2ch1:明鏡止水φ ★
09/07/22 07:22:30

 ロシア経済が昨秋の金融危機の後遺症から抜け出せずに苦しんでいる。
金融部門のもろさが露呈し、エネルギー部門への過度の依存も経済の足を引っ張って
いるためだ。急速な経済成長を遂げる新興国の代名詞となったBRICs(ブリックス)からも
脱落しかねない状態だ。

 モスクワ中心部から西に約10キロ。アパートが立ち並ぶ住宅地を入った奥に、
塀に囲まれた工事現場があった。建設途中のビルは10階まで鉄骨が組まれていたが、
2基のクレーンは止まったまま。「事業主からの金が止まった。明日にもここから
引き揚げるよ」。工事の請負会社の男性は、作業員用の休憩場所を片付けながら言った。

 このビルの建設が始まったのは、ロシア経済が石油景気で潤っていた昨年夏。
地上32階、地下5階建てで、総床面積は約10万㎡。ホテルとオフィスが入る予定だった。
だが、昨秋の金融危機以降、投資会社の資金繰りが悪化。4月以降は支払いが滞り、
6月終わりに工事の凍結と作業員の解雇が決まった。

 ロシアでは、こうした高層ビルや大規模施設が金融危機で凍結されたきり、
先行きが見えない状況が続いている。欧州一の高層ビルとなるはずだった「ロシアタワー」の
ほか、巨大海洋水族館やテレビ局放送センターなどだ。いずれも、投資先に資金の拠出を
拒否されるなどして、資金繰りに行き詰まった。

 BRICsと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国のうち、インドと中国は
昨秋の金融危機後も比較的高い成長率を維持している。ロシアはブラジルにも水をあけられ、
国際通貨基金(IMF)の見通しでは、世界が回復へ向かうとされる10年も成長率は1.5%と、
出遅れ感がいなめない。

 ロシアの傷が深いのは、国内の金融部門が脆弱(ぜいじゃく)で海外の資金に頼っていた
からだ。昨年8月のグルジア紛争まで、ロシアには外国投資家の資金が流入。
通貨ルーブルが対ドルで強くなる中、国内企業は金利の高い国内銀行でなく国外から
低利で外貨建て融資を得て成長してきた。

 だが、グルジア紛争による政治リスクから大量の資金流出が始まったところに、
世界的な金融危機が直撃。08年第4四半期には国内から計約1300億ドルが流出し、
通貨ルーブルは約4割下落、外貨建ての企業の負債はルーブルに換算すると大きく
膨れあがった。

 国内銀行の不良債権の増加も不安要因だ。ロシア中央銀行などは、今年末の銀行の
不良債権比率は10~20%に達するとみる。

>>2に続く


▽News Source asahi.com 2009年7月22日1時56分
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建設が凍結され、静まりかえった高層ビル工事現場=モスクワ、星井写す
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