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★自動車保険料:損保各社、10年度に一斉値上げ
損害保険各社は、10年度に一斉に任意加入の自動車保険料を値上げする。損保各社などで組織する
損害保険料率算出機構が7日、損保各社が自動車保険料を決める基準とする「参考純率」を
平均5.7%引き上げたことに伴う措置。値上げ幅は各社が個別に検討するが、契約者は年額で
2000~3000円程度の負担増となる可能性が高い。
自動車保険は損保各社の保険料収入の約5割を占める主力商品。しかし、景気後退や
少子高齢化などによる新車販売の低迷で保険料収入が減る一方、高齢者の事故の増加などで
保険金支払いが増加し、採算が悪化していた。収益改善を図るために、算出機構は、参考純率を
9年ぶりに引き上げた。
参考純率は運転者の年齢などに応じて決められ、引き上げ率は事故率の高い高齢者ほど大きい。
60歳以上の引き上げ率は19.9%と30歳未満の10.3%のほぼ倍となった。各社の保険料も
これに応じた値上げ幅になるとみられる。
東京海上日動火災保険など大手各社は昨年春以降、保険料を1~3%引き上げたが、各社は
参考純率の引き上げに伴い、さらに値上げする見通しで、家計を圧迫しそうだ。
参考純率は任意加入の自動車保険に適用され、加入が義務付けられている自動車損害賠償責任保険
(自賠責保険)には影響しない。【宇都宮裕一】
ソース:毎日新聞 2009年7月7日 22時03分
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