09/07/03 00:57:22
名古屋市内の主要5百貨店が1日発表した6月の売上高速報で、5社合計は前年同月比7・8%減の
316億円となり、19カ月連続の前年実績割れだった。しかし夏物セールの前倒し効果で、ジェイアール
名古屋高島屋が前年を上回ったほか、残る4社も5月と比べ減少率を縮めた。
JR高島屋は0・4%増で、前年を上回るのは8カ月ぶり。セールの前倒しで主力の婦人服・雑貨が
2%増と好転し、鐘政良社長は「売り上げ減にくさびが打てた。この勢いを7月も」と意気込む。
松坂屋は本店北館の大型セールの売り上げが計画の2割増。中元もカード会員限定の1割引き品が
好調で、10カ月ぶりに減少率を1けたに抑えた。広報は「打ち出した策に効果は出てきた」と話す。
三越は婦人服の売り上げが目標を上回るなど「明るい兆しも見えてきた」(広報)が、時計や宝石などの
宝飾品が不調。丸栄、名鉄百貨店も高額品や衣料品の不振が続く。
大和総研の津田和徳チーフアナリストは「JR高島屋ほどの大型店が前年実績を上回ったのは業界に
とって明るいニュース」としながらも、「セール前倒しは需要の先食いとの見方もあり、7月を見ないと
底打ちとは言えない」と話している。
▽ソース:中日新聞 (2009/07/02)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
▽画像 (名古屋市内主要5百貨店の6月売上高速報)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)