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2009年6月28日、中国中央テレビ(CCTV)の経済番組「経済半小時」は、中国社会科学院中小企業
研究センターの研究員らを迎え、世界的経済危機の影響で中小企業の4割が倒産の危機に瀕していると報じた。
同センターの陳乃醒(チェン・ナイシン)研究員は中国社会科学院の調査結果として、中国にある
4200万社以上の中小企業のうち40%がすでに倒産、40%が倒産の危機に面している現状を紹介した。
資金繰りに行き詰まり経営危機に陥るケースがほとんどであるという。
昨年末現在で、中国全体の中小企業の不良債権率(融資総額に対する)は11.6%。銀行全体の
平均は2%前後であることから銀行の貸し渋りは止まらない。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は
05年7月、全国の銀行の中小企業への融資を優先させるよう通達する指導通達を出しているが、
徹底されていないのが現状だ。
番組によれば、中国の企業の99%は中小企業で国内総生産(GDP)の60%、税収の50%に貢献している。
番組は大企業を中国経済の骨組みに例えれば、中小企業は中国経済の細胞だと指摘。政府による
中小企業への更なる支援の必要性を訴えた。
▽ソース:RecordChina (2009/06/29 20:22)
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