09/06/30 00:10:57
3月の年度末を経て、各企業が続々と決算発表を行っている。
日本企業の08年度の業績は、昨年9月に起きた「リーマンショック」に端を発する世界同時不況が大きく
影を落としている。エンタテインメント系企業も決して無縁ではなく、ほとんどの企業が利益減少となった。
リーマンショックによる業績への影響は大きく分けて2つある。1つは、世界経済の悪化に伴い、企業が
費用削減の一環として広告費をこぞって削減したこと。2つめは株価下落による有価証券の評価損の発生だ。
とりわけ深刻なのが前者。広告代理店はもちろん、広告収入を柱とする民放キー局にとっては本業を
直撃する形となった。
大手広告代理店の電通と博報堂DYホールディングスは、そろって創立以来初の最終赤字を計上した。
企業の広告出稿の減少により、本業のもうけである営業利益が電通は前期比23%減、博報堂DYは40%減
となったところに、第2の要因である株価下落による有価証券の評価損の計上が最終利益を押し下げた。
リーマンショックに往復ビンタを食らった格好だ。
◆最高益を出した企業は?
同様のことが民放テレビ局にも言え、テレビ朝日とテレビ東京が上場以来初の最終赤字となった。
不運だったのがテレビ朝日。創立50周年にあたった昨年、記念事業として、力の入った単発の大型特番を
連発し、ゴールデンタイム(19~22時)の視聴率が28年ぶりに民放中3位となった。以前から強かった23~
25時の深夜帯でも4年連続の首位となるなど、視聴率は好調だったと言える。
しかし、リーマンショック以降、民放キー局5社ともスポット広告の売り上げが軒並み10%強の減少となるなど、
広告主が出稿量を一斉に削減した。テレビ朝日もこの波に飲み込まれて最終損失となった。大型番組の
なかには2夜連続のスペシャルドラマ『警官の血』など内容の評価の高かった作品も多かっただけに、
アクセルを踏んだタイミングでの、突然の世界同時不況はある意味ついていなかったと言える
▽ソース:NIKKEI TRENDY NET (2009/06/28)
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)
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記事は>>2以降に続きます。