【資源】中国、ミャンマー経由の石油パイプラインを9月着工--中東依存の日本に影響も [06/18]at BIZPLUS
【資源】中国、ミャンマー経由の石油パイプラインを9月着工--中東依存の日本に影響も [06/18] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
09/06/18 05:59:49
ミャンマーから中国に通じる石油と天然ガスのパイプラインが、9月から全面着工
されることが17日までに明らかになった。これにより、中国は中東やアフリカで
産出される原油を不安定要因の多いマラッカ海峡や南シナ海を通さずに国内に運ぶ
ことが可能となる。世界第2位の原油輸入国である中国にとって原油供給を安定
させる動脈のひとつになるとみられ、中国が中東産原油への依存を強めるきっかけに
なる可能性もある。原油輸入の大半を中東に依存している日本にも影響を与えそうだ。

中国とミャンマーは今年3月、石油や天然ガスのパイプライン建設に関する合意文書
に調印した。第一財経日報などによると、中国大手石油会社、中国石油天然ガス
(ペトロチャイナ)関係者が15日、約20億ドルをかけたプロジェクトが9月に
全面着工されることを明らかにした。

パイプラインはミャンマー西部の港湾都市シットウェーから中部マンダレーを経由
して中国雲南省に入り、大理を通って昆明に達する。全長は約1100キロに及び、
年間2000万トン、1日約40万バレルの石油輸送を見込む。天然ガスのパイプ
ラインは2012年にも完成する見通し。最終的に広西省南寧まで延長され、
年間120億立方メートルの輸送を予定している。

2003年に石油消費量で世界第2位となった中国は、08年5月に原油輸入量でも
日本を抜いて世界第2位に躍り出た。国内で消費する石油の約6割を輸入に頼って
おり、07年の輸入元上位5カ国はサウジアラビア、アンゴラ、イラン、ロシア、
オマーン。中東産が45%、アフリカ産が33%を占めている。

現在、中東やアフリカから中国に運ばれる原油のほとんどはマラッカ海峡を通過して
いる。同海峡は通過する船舶が多く、海賊事件も多発しているほか、周辺国のインド
ネシアでは過去に華人排斥運動が頻発するなど不安定要因がつきまとう。南シナ海も
南沙諸島の領有権問題などを抱えている。

エネルギーの安定供給を求める中国政府は、マラッカ海峡ルートへの依存からの脱却を
模索していた。そこに外貨を稼ぎたいミャンマーとの思惑が一致し、パイプラインの
建設となった形だ。石油消費量が増加の一途をたどる中国にとって、マラッカ海峡を
回避することで原油の輸送コストを圧縮する効果もある。

パイプラインの建設をきっかけに中国が中東産原油の調達量を増やせば、08年で
原油輸入の86.9%を中東に依存している日本の原油調達に影響が及ぶ恐れがある
ほか、世界的な原油価格の上昇につながる懸念もある。

◎ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)


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