09/06/17 17:21:07
日本食ブームの韓国で、「日式」と呼ばれる韓国風ではなく正統な日本料理を
普及させようと、中村調理製菓専門学校(福岡市中央区)が9月1日、
日本料理と洋菓子の職人を育てる分校「ナカムラアカデミー」をソウルに開校する。
日本からの出資で設立される日本料理学校は韓国初。同校は「繊細な感性と味覚を
持った職人を育成したい」と意気込んでいる。
ソウルの富裕層やビジネスマンの間では以前から、すし店が高級飲食店として
接待などで利用されてきた。最近では、若者らが日本式の居酒屋で吟醸酒などを
楽しむのが流行。漫画やファッションなど日本の大衆文化が浸透していることもあり、
特に旅行や仕事で日本を訪ねたグルメの間で、「正統派の日本料理が食べたい」
という志向が強まっている。
ただし、刺し身に本わさびが添えられて出てくるような「本格派」は、一部の
高級ホテル以外はほとんど見あたらない。刺し身に唐辛子みそをつけるなど韓国風に
アレンジされたり、天ぷらのころもに歯応えがありすぎたりと、日本で出される料理
とは違いがある。
中村調理製菓専門学校は2億円を投じてソウル市江南区の繁華街に分校を設立。
日本料理、洋菓子のプロ養成コース(6か月、定員各48人)を設ける。教室内に
デモンストレーション用の調理場などを備え、韓国語の同時通訳で、包丁の研ぎ方を
教えることから始め、ダシの取り方、お造り、すし、懐石料理、そば、うどんの調理
などを教える。また京都の有名料亭の料理人や東京の高級ホテルのシェフらを特別
講師として派遣する。一般向けの教室も開く考えだ。
同校の中村哲校長は「繊細な技の積み重ねこそ日本料理の神髄であることを韓国の
人たちに理解してもらう。それが最大の目標です」と強調している。
●「ソウル分校の開設は文化的な挑戦」と語る中村哲校長
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
◎中村調理製菓専門学校
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◎ソース
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