09/06/13 08:33:18
パナソニックは12日、立体(3D)の映画作品をブルーレイ・ディスク(BD)
ソフトに仕上げる業務を米国で開始したことを明らかにした。来年から3D対応
機能を組み込んだBDレコーダーや薄型テレビが世界の主要市場に登場する見通し
だが、この普及を促すには娯楽映画作品を中心とした、3D映像ソフトの充実が
不可欠と判断。映像データをBDに収録する技術力を生かし、3DのBDソフト
普及を後押ししていく。
パナソニックは、米カリフォルニア州にある「パナソニックハリウッド研究所」
(PHL)に、映像作品のBD化を受託する「アドバンスドオーサリングセンター」
を開設。映画会社から受け取った映像データをBD仕様に圧縮するほか、タイトルや
メニュー画面などのプログラムをつくり、BDソフトとして市販できる状態に
仕上げている。この受託業務を新たに3D作品にも広げた。
すでに米ウォルト・ディズニーから、8月1日公開の3Dアニメ映画「ボルト」
などのBD化を受託している。今後、他の映画会社にも3D作品のBD化を働き
かけていく。
パナソニックはDVDの普及が始まった当初から、ディズニーやユニバーサルなど
米映画会社などと連携して、映像作品のソフト化に取り組んできた。これまでに
DVDを3000タイトル、BDを300タイトル製作した実績を持つ。
優れたコンテンツを数多く持つハリウッドと組むことで、DVD市場を拡大した
ビジネスモデルを3D映画などにも適用。高精細で迫力ある3Dソフトが市場に
出回ることで、対応するBDレコーダーや薄型のフルハイビジョンテレビの買い
替えにつなげる狙いだ。
米国では年内に15~16本の3D作品が公開される予定。PHLの露崎英介所長は
「映画に加え放送やゲームなどでも3D作品が増える見通し」と期待している。
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