09/06/12 16:23:09
米上院は11日、たばこの成分や広告、販売に関する大幅な規制権限を食品医薬品局(FDA)に
付与するたばこ規制法案を賛成79、反対17で可決した。
下院も同様の法案を可決しており、近くオバマ大統領の署名を経て成立する見通しだ。
連邦政府にたばこ規制の権限を与えるのは初。
「マイルド」や「ライト」「低タール」といった健康被害が軽減されるかのような表示も禁止される。
嫌煙団体によると、全米でたばこ関連死が年間40万人減少し、医療費も年1千億ドル(約9兆8千億円)
削減できるという。
法案によると、FDAはたばこに含まれるニコチンや有害物質の量を制限することができ、
若者が好み喫煙習慣を広げるような風味の添加は禁じる。メントールは禁止されないが健康影響を調査する。
たばこの販売自体は禁止できないとした。
また18歳未満が主に読む雑誌などへの広告や、健康被害が軽微であるかのような表示も禁止した。
新製品はFDAの認可が必要だとした。
米国では、喫煙場所を州レベルで制限したり、税金を上げたりして、たばこ追放の取り組みが強化されてきたが、
連邦政府が直接規制する仕組みはこれまでなかった。
禁煙に苦戦していることで知られるオバマ大統領は、規制法案に署名する意向を示している。
米国では成人の喫煙率は約2割とされる。
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