09/06/10 23:12:27
通勤手段をマイカーから自転車や電車に切り替える「エコ通勤」を推奨している
国土交通省などの協議会は、積極的に取り組む企業や自治体を「優良事業所」と
認証する制度を創設することを決めた。同省の調査で、エコ通勤で約1割の
二酸化炭素(CO2)削減効果が確認できたことから、本格的な普及をはかる
ことにした。
今週中にも公表し、制度をスタートする。優良事業所に認定されるとロゴマークの
使用が認められ、同省のホームページで公表される。国交省は「企業イメージの
向上や、社員への意識向上に役立てて欲しい」とし、認証でエコ通勤成功のカギと
言われる参加意欲を促す狙いだ。
認証の要件は、送迎バスを充実させたり駐輪場を整備したり、という実際の取り
組みに加え、「マイカー通勤者を2年で半減させる」といった具体的なプランを
作成することなどだ。企業や自治体からの申請を受けて、国交省や研究者らで
つくる公共交通利用推進等マネジメント協議会(座長、森地茂・政策研究大学院
大学教授)が審査する。
同省は京都議定書の目標達成計画として、エコ通勤により年間約103万トンの
CO2削減目標を掲げている。認証の有効期間は2年で、1年ごとに取り組み状況
の報告を求める。
同会は昨年3月から、エコ通勤に試験的に参加する企業や自治体を募り、アンケート
を実施して効果を検証した。回収した約1万8千人分のアンケートの集計では、
約3割の人が通勤手段を電車などに切り替えた。これをもとに国交省が通勤に伴う
CO2削減量を計算したところ、11.6%減の効果があったという。
●「エコ通勤」認証制度の概要
URLリンク(www.asahi.com)
●会社側が用意した専用の送迎バスで帰路につく従業員ら
=兵庫県加古川市の神戸製鋼所加古川製鉄所
URLリンク(www.asahi.com)
◎国土交通省「エコ通勤ポータルサイト」
URLリンク(www.mlit.go.jp)
◎ソース
URLリンク(www.asahi.com)