09/06/10 15:20:40
国際通貨基金(IMF)がロシアと中国を引受先として最大600億ドル(約5兆8000億円)の
債券を発行することが9日固まった。
ストロスカーンIMF専務理事が同日、中国の債券引き受けを歓迎する声明を発表した。
中国が500億ドル、ロシアが100億ドルをそれぞれ引き受ける。
同専務理事は「中国の債券購入の表明に感謝する」と言明。IMFは金融・経済危機が深刻な
発展途上国向けの資金支援の拡充が可能になる一方、中国側は「合理的な利益を得られる安全な
投資が可能になる」と述べた。
他の新興国もIMF債を購入する可能性があり、発行額がさらに増える公算が大きい。
IMFによると、発行する債券はドル、ユーロ、円などの合成通貨単位であるSDR
(特別引き出し権)建てとなる可能性が高い。
1945年の第2次大戦終結を受けて創設されたIMFは加盟国からの出融資に頼っており、
金融市場で流通する債券の発行は初めて。
SDR建ての債券市場が成長すれば、SDRの普及に弾みがつきそうだ。
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URLリンク(www.nikkei.co.jp)