【自動車】レガシィ 新興国駆けろ 富士重、中国にスピード投入[09/06/09]at BIZPLUS
【自動車】レガシィ 新興国駆けろ 富士重、中国にスピード投入[09/06/09] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
09/06/09 10:29:54
富士重工業は8日、5月にフルモデルチェンジして国内販売を始めた主力車の新型「レガシィ」を、
年内にも中国と豪州へ投入する方針を明らかにした。これに先立って夏から秋には、米国と欧州でも
販売。富士重を代表する「顔」とも呼べる人気車種を武器に、世界的な自動車不況をはね返す
切り札にしたい考えだ。

富士重が新型レガシィの販売に熱心な背景には、深刻な販売不振の中で海外の業績悪化を
最低限にとどめた“成功体験”の影響がある。

2008年度に全面改良した中型SUV(スポーツ用多目的車)は北米市場などでの小型車のニーズに
マッチした結果、好調を維持した。このため、ブランドイメージの高いレガシィも「需要増が
期待できる」とみているわけだ。

◆1年後の通例覆す
「商品ラインアップの魅力がカギ」。森郁夫社長は5月の発表会で新型レガシィを前にこう語り、
今後の拡販に自信をのぞかせた。

1989年に初めて登場したレガシィも今回で5代目。軽量かつコンパクトな水平対向エンジンなどの
独自技術はもちろん、車体の重心が低く、安定走行が可能な特徴から熱烈なファンが少なくない。
日本国内だけでなく、すでに米国でも同時生産態勢に入っている。

富士重によると、海外へのレガシィの投入ペースは「旧型よりかなり速い」。旧型の場合、
海外発売のスタートは国内発売から1年後以降だったが、富士重幹部は、「自動車不況の中、
一刻も早く人気車種を世界へ供給する必要がある。新型投入が遅れると旧型の買い控えが出て、
業績の下押し要因にもなりかねない」と解説する。

日本と海外を含め、目標とする世界月販目標は1万5000台。このうち、国内販売は3000台に過ぎず、
8割を海外(1万2000台)に頼る計画だ。内訳は北米で7500台、欧州2000台、
豪州1000台、中国500台など。別の幹部は、「『レガシィ』はブランドイメージが確立しており、
車体サイズ面なども海外で受け入れられやすい」と期待を寄せてやまない。

実際、08年度の日本メーカーの海外における業績に比べ、富士重が健闘しているのは確かだ。
トヨタ自動車の海外販売台数は562万2000台と前年度比16.4%減、
ホンダも296万1000台で同10.5%減。
これに対し、富士重は37万7000台で、同2.9%減の落ち込みにとどまっている。
その牽引(けんいん)役が、昨年春に投入した中型SUV「フォレスター」。
「昨年度は『フォレスター』、今年度は『レガシィ』」(森社長)と勢いづいている。

◆販売網の充実カギ
もっとも、レガシィ頼みの戦略には、「もろ刃の剣」の面もある。富士重の販売車種に占める
レガシィの比率は台数ベースで2~3割と高く、販売が好調であれ不振であれ、業績に及ぼす影響は
計り知れない。

もともと、富士重は先進国の市場に強く、レガシィブランドの評価は中国をはじめとする新興国で
まだ固まっていないのが現実だ。今後、そうした国・地域でいかに販売網を充実し、ブランドを
浸透させるか。乗り越える課題も山積している。

ソースは
URLリンク(www.business-i.jp)
“富士重工業の販売台数”というグラフは
URLリンク(www.business-i.jp)
富士重工業
URLリンク(www.fhi.co.jp)
会社情報・株価
URLリンク(company.nikkei.co.jp)


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