09/06/08 08:35:04
米食品医薬品局(FDA)は、犬の皮膚にできるがんの一種、肥満細胞腫の
治療に使う抗がん剤を承認した。犬専用の抗がん剤の承認は米国で初めて。
これまでは人間用の抗がん剤を転用しており、「動物医療における重要な前進」
(FDA)としている。
この薬は米製薬大手ファイザーの動物用医薬品部門が開発した「パレイディア」。
FDAが3日付で承認した。
錠剤で、がん細胞を殺すほか、がん細胞に栄養を運ぶ血管ができるのを防ぐ。
犬による臨床試験では、6割の犬で、がんが小さくなったり、消えたりすることが
確かめられた。治療では、獣医師が処方し、獣医師か飼い主らが犬に飲ませる
ことになる。
米獣医学協会によると、ペットががんになることは珍しくなく、10歳を超えた
犬や猫の半数はがんで死んでいる。また、ファイザーによると、米国では毎年
120万匹の犬ががんにかかっている。
手術や放射線療法、抗がん剤による化学療法などが行われているが、現実には
人間用の抗がん剤が「安全性や有効性がよくわからないまま」(FDA)使われて
いた。
ファイザーは、動物用医薬品部門の売り上げが会社全体の売り上げの6%を占める。
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