09/06/03 01:43:33
パナソニックが42型の液晶テレビを商品化し、北米市場で初めて発売したことが
2日、分かった。40型クラスは、販売台数が多い「ボリュームゾーン」。
同社はこのクラスでプラズマテレビだけを販売していたが、液晶テレビも投入して
販売量を底上げする考えだ。世界最大の北米市場で商品群を拡大し、今年度の薄型
テレビの世界販売目標1550万台の達成を目指す。
42型の液晶テレビは、家電量販店向けの専用機種として開発し、5月から発売を
始めた。これまで同社の北米での液晶テレビの最大サイズは37型だったが、
大画面テレビでのシェア拡大を目指す同社と、売れ筋の42型で商品数の拡大を狙う
量販店の思惑が一致し、販売を決めた。
販売開始後、42型のクラスでは、プラズマテレビの販売台数も前年比2割増となる
など、新製品の液晶テレビが牽引(けんいん)する形で全体の売り上げが伸びている
という。
高級機種が主流の大画面テレビのなかで、今回開発した液晶テレビは、価格を抑える
ことに主眼を置き、残像感を軽減する倍速機能を付けないなど機能を絞った。
パナソニックは昨年度に続き、今年度もテレビ事業は赤字の見込み。ただ、今年度は
薄型テレビの販売目標を前年度比50%増の1550万台に設定。「1550万台に
到達すれば、収益が見えてくる。ボリュームゾーンを攻める」(大坪文雄社長)と
して、海外を中心に量を追求する戦略を打ち出している。主力のプラズマに加え、
液晶も手がけている強みを生かし、販売増とコストの削減で収益回復を図る。
調査会社のディスプレイサーチによると、北米での画面サイズ別の薄型テレビの
売上高(2008年)は、40~44型が約23%で最多。電機メーカー各社に
とって、40型クラスの販売強化が課題になっている。
◎パナソニック [コード/6752] URLリンク(panasonic.jp)
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