09/06/01 14:13:09
経営が不透明な検定ビジネスは、漢検だけじゃなかった!?
国際コミュニケーション英語能力テスト「TOEIC」を実施する「財団法人
・国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」にも重大疑惑があると、
29日発売の「FRIDAY」が報じている。
記事によれば、IIBCの渡辺弥栄司会長(92)が、親密な関係にあるMさん
という女性を顧問に登用。その上、M女史の息子が昨年まで取締役を務めていた
「株式会社 国際コミュニケーションズ・スクール」が、TOEICの普及業務を
独占的に請け負っている。
さらに、M女史の息子は昨年、IIBCの理事長に就任。理事を経ず、いきなりの
理事長就任だった。会長は妻と別居して、M女史と同じマンションの隣の部屋に
住んでいる。周囲が邪推するのもムリからぬことだろう。
この件について、IIBCの事務局に事実関係を問い合わせてみたが、「会長の
プライベートな部分なので、コメントできません」と語るのみ。理事長人事が
会長のプライベートということ自体、問題だと思うが……。
「渡辺会長は官僚出身。東大法から商工省(現・経済産業省)に進み、大臣官房長や
商工局長を歴任した実力者でした。当時の全日空社長に請われて、日中国交正常化
にも尽力したとか。49歳で退官後、元タイム社アジア総支配人の北岡靖男氏と
ともに、IIBCを立ち上げたと語っています。漢詩などの朗読を教えていた
M女史とは、30年ほど前に知り合ったようです」(IIBC関係者)
渡辺会長は「美しい人生」というブログを発信しているが、そこにはM女史や
漢詩への思い入れがつづられている。通産官僚時代の自慢話も書かれていて、
こうした押しの強さが功を奏したのか、TOEICの管轄官庁は、なぜか文部科学省
ではなく、経済産業省だ。
「IIBCは、国際的なビジネスコミュニケーション能力の向上を目的に設立された
ため、旧通産省の企業の国際展開を支援する部署の管轄となったのです。決して、
IIBCの会長が通産省出身だからという理由ではありません。IIBCの不透明な
経営についてですか? 現時点では、漢検のような違法行為があるとは認識しており
ません」(経産省貿易振興課)
TOEICは、高得点を取ると就職や転職に有利だといわれ、今や文科省の「英検」
を駆逐する勢い。問題集や関連書籍も数多く出版される一大ビジネスだ。受検者数は
うなぎ上りで、08年度は171万8000人。IIBCのテスト受検料収入は、
60億円以上に上る。私物化が事実だとすれば、許される話ではない。
◎TOEIC URLリンク(www.toeic.or.jp)
◎財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
URLリンク(www.toeic.or.jp)
◎IIBC・渡辺弥栄司会長のブログ『美しい人生』
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
◎ソース
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)
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