09/05/26 20:10:04
株式会社日立製作所は26日、業績の早期回復と収益性の改善、今後の成長に向けた
構造改革の一環として、7月1日付でコンシューマ事業グループを新設分割により
分社化すると発表。新たに100%出資の子会社・日立コンシューマエレクトロニクス
株式会社を設立し、薄型テレビや業務用液晶プロジェクタを中心とした映像関連機器
事業を継承させる。
日立製作所は3月16日に、コンシューマ事業グループと、オートモーティブシステム
グループを分社する事業構造改革を決定しており、今回、分社の具体的な内容が決定。
日立コンシューマエレクトロニクス株式会社と同じ7月1日付で、日立オートモティブ
システムズ株式会社が分社化されることも発表されている。
日立製作所のコンシューマ事業については、日立プラズマディスプレイで生産していた
ガラスパネル部材を、パナソニックからの調達に切り替えているほか、人員の適正化
などの事業構造改革により、ローリスク経営体質への転換と収益体質の改善が進められ
ている。
分社化により、「お客様のニーズに合った製品を、より機動的に提供できる営業主導型
事業運営体制への転換を図る」としており、家電品の外部調達や販売、サービスを担当
する日立グループとの連携をさらに強化。業務用液晶プロジェクターなどのB2B事業の
強化も予定されている。
代表取締役社長には、現コンシューマ事業グループの渡邊修徳グループ長&CEOが就任。
資本金は10億円。部門の経営成績は2009年3月期で売上高約2,100億円。
◎日立製作所 [コード/6501]
「コンシューマ事業グループの新設分割に関するお知らせ」
URLリンク(www.hitachi.co.jp)
◎ソース
URLリンク(av.watch.impress.co.jp)