09/05/24 22:15:49
アニメ「機動戦士ガンダム」は79年4月7日に名古屋市のテレビ局で生まれた。
初回放送時の視聴率は振るわなかったが、再放送を繰り返すうちに世代を超える
人気を得た。生誕地・名古屋には最近、関連のバーやインターネットテレビも登場。
夏には30歳を祝う行事があり、ファンの熱気は燃えあがるばかりだ。
扉を開けると、プラモデルや人形が目に飛び込む。店内の青い照明が、宇宙空間の
雰囲気をかもし出す。
名古屋・大須のガンダムバー「SIEG ZEON(ジーク・ジオン)」は08年
2月のオープン。最新の「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」まで歴代グッズが
所狭しと並ぶ。「客は30~40代の男性が多い」と店長の児玉浩さん(37)。
店内の会話も登場人物の話題で持ちきりだ。「マチルダさんを初めて見て、女性の
魅力を感じたんだわ」「ブライトさんは19歳には見えないよね」。メニューも、
主人公の名前をもじった「ソドンの町の酒場でアムロが食べていたご飯」(300円)
や有名なセリフから「嘘(うそ)だと言ってよ、バーニィ」(モスコミュール、
600円)などユニークだ。
雑誌を見て初めて来た会社員神尾博之さん(32)は再放送を見た世代だ。
「懐かしさがある」と話す。
「ガンダム」は79年にメ~テレ(当時名古屋テレビ)が制作・放送を開始。
以降、テレビで12シリーズが放映され、映画も作られた。「ガンプラ」と呼ばれる
プラモデルは80年以降、約4億個が販売されている。
昨年8月に始まったファンによるネットTV「G―STATION」(木曜夜)も
名古屋で制作されている。東海地方を中心に活躍するタレント城奈菜美さん、宮倉
まなさんと解説のテクニシャン博士の3人による情報番組だ。大阪でのガンダム講談
も取り上げた。視聴者が感想を書き込むこともできる。
30周年の記念行事は各地で計画されている。東京・お台場には7月末、高さ約18
メートルの立体像が完成予定だ。名古屋市でも同月24日から3日間にわたりポート
メッセなごや(港区)であり、限定のガンプラなどが販売される。
●ガンダムグッズに覆われたガンダムバーの店内=名古屋市中区
URLリンク(www.asahi.com)
◎ソース
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