09/05/22 13:43:33
若い頭脳を生かし、あらゆる分野で国際競争を勝ち抜くため、山形大(結城章夫学長)
は世界各国の有能な若手研究者を公募することを決めた。理工学研究科の「助教」と
して5年間の任期中、年間700万円の報酬、計2100万円の資金・研究費、30
平方メートルの研究室を提供するなど好待遇で迎える。同大では有機エレクトロニクス
(電子工学)の世界最高峰の研究拠点創設も目指しており、研究チームにも参加してもらう。
同大研究プロジェクト戦略室によると、文部科学省から5年間で計9億9600万円の
補助を得て実施。同大のホームページや国際的科学誌などを通し、国内外の大学や企業
などの若手研究者の募集を進める。有機エレクトロニクス研究機関創設に連動した戦略
の一環で、こうした世界的な大規模の研究者公募は同大では初めて。
世界でも先進的で、同大が得意とする有機エレクトロニクス分野の研究開発力を伸ばし、
国内外から高い評価を得られる大学づくりや、研究者にとっても魅力ある環境づくりに
つなげていく狙いもある。結城学長は「有機ELなどを中心に将来の研究リーダーを
育成したい」と期待する。
助教として採用する5年間は年間700万円の報酬に加えて、1~2年目の年間600
万円のスタート資金や3~5年目の年間300万円の研究費、施設面の援助に限らず、
リーダーとしての対外交渉力や発信力など世界競争に必要とされる幅広い能力の養成も
支援していく。
さらにこの制度で採用された助教は5年間の研究成果に応じ、任期後も准教授や教授
への登用の道が開けるという。同戦略室は「外国人や女性の視点も積極的に生かしたい。
将来的にはこうした公募制度を全学的に広めていきたい」としている。
◎山形大学 URLリンク(www.yamagata-u.ac.jp)
◎ソース URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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