09/05/22 00:29:46
「大阪・東京」 (株)いせや(資本金8000万円、大阪府大阪市北区、代表宮﨑有弘氏、従業員24名)は、
5月20日に大阪地裁へ自己破産を申請し、翌21日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。
当社は、1923年(大正12年)創業、63年(昭和38年)11月に法人改組した玩具小売業者。玩具、人形、
ホビー模型、ファンシー雑貨などを幅広く取り扱い、空港や駅前商業施設などを中心とした積極的な出店
で業容を拡大し、91年8月期には年売上高約54億5000万円を計上していた。
ピーク時の98年には42店舗にまで規模を拡大させていたものの、郊外型大規模量販店の台頭から
競争が激化し、収益面も悪化。このため、不採算店舗の閉鎖などリストラに努めたものの業況は回復せず、
2002年1月28日に大阪地裁に民事再生法の適用を申請、2005年8月に再生手続き終結決定を受けていた。
その後は関西国際空港、大阪国際空港、成田国際空港の3店舗での営業を続けていたが、今年に入り
円高の影響などで海外からの来日客が減少、さらに4月に発生した新型インフルエンザ流行の影響から
空港利用客が激減したことで各店舗とも売上が維持できず、今回の措置となった。
また、関連会社の(株)アンヴィ(資本金1000万円、東京都墨田区、代表宮﨑有弘氏ほか1名)も同様の
措置となった。
負債は、(株)いせやが約1億8000万円、(株)アンヴィが約1億1400万円で、2社合計約2億9400万円。
▽ソース:帝国データバンク 大型倒産速報 (2009/05/21)
URLリンク(www.tdb.co.jp)