09/05/15 19:25:12
東京証券取引所の1部上場企業の2009年3月期決算は、純損益総額が7年ぶりに
赤字に転落する見通しとなったことが15日、分かった。日興コーディアル証券が
14日までに決算発表した979社を合計した純損益は、08年3月期の19兆
4454億円の黒字から3399億円の赤字となり、20兆円近く悪化した。
世界同時不況の影響で本業が不振で、日本経済の稼ぎ頭だった主力輸出産業が総崩れ
となった。リストラ関連費用や株式評価損も業績の重しとなった。10年3月期も
自動車や電機、鉄鋼は赤字を見込むなど厳しい状況が続きそうだ。
発表がピークを迎えた15日もパナソニックが3789億円、みずほフィナンシャル
グループが5888億円の巨額赤字を計上したため「上場企業全体で最終的に赤字と
なる可能性が高い」(同証券)という。
赤字幅が大きかった業種は、電気機器が115社合計で2兆6774億円、輸送用
機器(53社)が9712億円、証券(20社)が9118億円。
赤字となった企業数は約3分の1に当たる315社。日立製作所が製造業で過去最悪
となる7873億円の赤字。薄型テレビなどが不振だった上、構造改革費用や株式
評価損も影響した。次いで金融危機が直撃した野村ホールディングスが7094億円
の赤字。
◎ソース
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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