09/05/15 12:55:45
地元高校生をアルバイトの研究助手として採用し、勤務を通じて科学への興味を
高める取り組みが、慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)で行われている。
最先端の研究に高校生が継続して携われるとあって、高校生からは「二度とない機会。
大学受験を前に進路選択に役立てたい」などと人気。大学側も「鶴岡から日本を
背負って立つような科学者を輩出したい。特色を出す中で、大都市圏に研究所が集中
する現状を変革したい」などと意気込んでいる。
同研究所に隣接する県立鶴岡中央高校の3年生1人と1年生3人の計4人が参加。
全国の研究機関でも珍しい取り組みという。
同研究所によると、研究助手は大学院生が任されることが多いが、同研究所は
「高校生が最先端の研究に携わる経験が、将来の大きな糧となるはず」と採用を決めた。
具体的には、同研究所の講師らの4つの研究にそれぞれ参加。藻を用いたバイオ燃料の
研究用に藻の培養を行ったり、研究に用いる情報をデータベースで検索する作業などを
担当したりしている。期間は夏休みまでで、平日の放課後に毎日約2時間、時給770円
で勤務。研究助手の佐藤瞳さん(1年)は「楽しみながら知識を増やし、将来やりたい
ことを見つけたい」と、研究に目を輝かせる。
8日に行われた任用式では、冨田勝・同研究所長が「研究への貢献を期待する。一つ
一つの仕事に『高校生だから無理』などとは思わないで取り組んで欲しい。私たちも
同僚として接する」などと話し、今回の採用を体験学習などではなく、仕事として
とらえるよう強調した。同研究所では、秋以降も研究助手となる高校生の採用を継続
する方針。
●研究担当者から説明を受ける研究助手の高校生(右)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
●研究助手の任用証を受け取った高校生(手前)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
◎慶應義塾大学先端生命科学研究所
URLリンク(www.iab.keio.ac.jp)
◎ソース
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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