09/05/14 22:29:04 +FjBnx2T
(>>75のつづき)
■設計を抜本から見直す。当初のスケジュール通りに実現できるのか。
富士通と検討を重ねないと分からないが、スケジュールを変更しない方策を探る。
設計の見直しは1~2カ月くらいで終え、予定通り試作・評価、製造へ移行し、
2012年の完成を目指す。
■複合システムでなくても「京速計算機」の実現が可能であれば、
そもそも複合システムの必要があったのか。
様々な評価を重ねた上でスカラ部とベクトル部による複合システムを
目指してきた。遺伝子解析など複雑なデータ処理に適したスカラ部と、
大気の循環解析など連続的なデータ処理に適したベクトル部それぞれの特徴を
活かしたシステム設計にすることで、幅広い研究分野に活用できる。
最適なシステム設計を目指した結果だった。
■1000億円強の国費を投じる。
NECは今回の研究成果を有効活用していくことを表明している。理研としても
NECの研究成果を実機製造に活用したり、本件の直接的な目標ではないものの、
要素技術などの研究成果を幅広い分野で活用する方針だ。税金の有効活用を最大化したい。