09/05/14 13:06:39
米Better Place社は5月はじめ、電気自動車(EV)用バッテリー交換システムを発表した。
この50万ドルのシステムでは、ガソリンを満タンにするよりも速く、切れたバッテリー
を新しいバッテリーに交換することが可能だという。
今回横浜で公開された施設は、この計画が実現可能であることを示すためのプロト
タイプで、文末に掲載した動画で分かる通り、まさに自動洗車機のように機能する
(デモ用のモデルは高いプラットフォーム上に設置されており、観客はバッテリー交換
の様子を見ることができる)。
このシステムではバッテリー交換を1分以内で行なえるという。「シャトル」と呼ばれ
るロボット式トレーを使用し、車に人が乗っている状態のまま、切れたバッテリーを
取り外し、新しいバッテリーと交換する。このシャトルは、さまざまな種類のバッテ
リーの形やサイズに対応可能だ。
このバッテリー交換技術はまだ開発段階にあり、Better Place社は、Renault社や、
スバル、三菱自動車のプロトタイプEVを使用して日本とイスラエルで行なわれる試験
の間に、この技術を改良していく計画だ。
[同社サイトによれば、バッテリー交換施設は横浜市中区山下町にあり、4月27日から
6月20日の期間で公開実証実験を行なっている。個人も見学可能]
今回横浜で公開されたプロトタイプは、シリコンバレーの新興企業であるBetter
Place社が、今後数え切れないほど作られ、各国の都市に点在するようになると約束
する自動バッテリー交換ステーションの第1号だ。この技術により、バッテリーの
再充電にわずらわされることなく、EVで長距離を走行することが可能になると、
Better Place社の創設者で最高経営責任者(CEO)のShai Agassi氏は述べている。
この構想では、バッテリー交換ステーションは充電ステーションとともに、EVの
長距離走行を実現する拠点になる。Better Place社はバッテリーと充電インフラを
所有し、携帯電話のプランと同じような加入制によるシステムを販売(日本語版記事)
する予定だ。
今回のデモンストレーションの半年前に、Better Place社はテル・アビブに17のEV
充電ステーションを開設している。これは、2011年までにイスラエル全土に15万の
充電ステーションを作るという同社の計画の第一歩だ。同社はさらに、同年までに
同国にバッテリー交換ステーションを100カ所設置する計画であり、仏Renault社など
と共同で EVの開発にも取り組んでいる。
Better Place社はデンマーク、オーストラリア、カリフォルニア、ハワイ、日本など
の政府や電力会社と、EVの導入を加速するための提携を結んでおり、イスラエルに
おける上の計画は、各国で再現されるはずのモデルケースでもある。
※長文記事なので以下割愛。全文はソースをご覧ください。
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◎Better Place ジャパン
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