09/05/13 15:01:59
富士通は13日、1秒間に1280億回もの計算ができる世界最速の中央演算
処理装置(CPU)の開発に成功したことを明らかにした。
CPU開発は世界最大手の米インテルや米IBMが先行しており、日本メーカーが
世界最速を達成するのはやはり富士通がトップとなった1999年以来10年ぶり
という。
新型CPU「ビーナス」は微細化技術によって約2センチ角のチップ上に集積する
中枢回路の数を従来の4個から8個に増やすことで高速化を実現した。計算速度は
現行の最速モデルであるインテル製の約2・5倍。設計の工夫で消費電力も3分の1
に抑え、省エネ性能も高めた。
使い道は、2010年度末の稼働を目指す理化学研究所の次世代スーパーコンピュー
ターが有力だ。心臓部に数万個が搭載され、新薬開発や地震予知、ロケットエンジン
の設計などに威力を発揮すると見られる。一方、パソコンやデジタル家電などへの
応用が実現すれば、携帯型の同時通訳装置や自動車の自動運転装置などの開発に
つながる可能性もあるという。
◎富士通 [コード/6702] URLリンク(jp.fujitsu.com)
◎ソース
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