09/05/25 10:31:57 8OCocHs7
まあ、冷却には思いっきり気合い入ってるな。SXは。
通常のx86はなかなか全ての演算回路を動かすチャンスがない。
連続敵に動き続けているのは、x86命令をμOPコードに変換する部分だが、
ここは常にホットスポットとして、いろいろな対策がされている。
しかし、その結果を受けて処理する演算回路部分は、データ転送性能が高くないため
連続的にはなかなか命令が来ない。稼働しないので、余り発熱しない。
それを利用して、CPU全体での発熱対策や省電力対策をやっているのがx86だ。
たまに高効率なプログラムがくるとかなり発熱することがあるが、多くの場合一瞬で
終わってしまうので、余り対策していない。限度を超えたら、クロックを下げるような
仕組みはあるらしい。
その反面、少しでもCPUを休ませないような構造になっているのがSX。
大量のデータを演算器に休み無く注ぎ込む構造になっている。当然、休んで冷却など出来るはずもない。
そのため、CPUを実装する部分から、ヒートシンクまで、強力な冷却能力を考慮して設計されている。
SX-5以前は水冷だった。SX-6から空冷になったようだが、ものすごくごつい銅の固まりのような
ヒートシンクが、CPUだけじゃなく、基板ごと覆っている。