09/05/05 10:40:07 eciBZEZN
消費しない20代が日本を滅ぼす!? 若者はサクセスストーリーを経験して積極的になれ!
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竹中 実はこの言葉、「昨年、新聞社が提唱したトレンドウオッチに関わるキーワードの
中で、最も影響力があった」と言われています。今の20代を語る言葉として、最も適して
いますね。
以前、「シンプルライフ」という言葉が流行ったことがありましたが、これは「生活の
質をもっと簡素化しよう」という意味でした。それに対して、ミニマムライフは「生活に
かかるお金と時間の量を節約しよう」というもっと現実的で強い意味を持っています。(略)
竹中 こういう若者が、今後日本経済をどのように変えていくかということについては、
経済学者として大変興味があります。彼らの多くは、子供の頃から「きちんと貯金しなさ
い」と親に言われて育っているため、消費に消極的だからです。(略)
竹中 先ほど言ったように、この世代が小学生のときにバブルが崩壊して、大学の就職活
動の時期には超就職氷河期でした。本当に「受難の世代」であったことは事実です。その
ため、将来に対するリスクを過大に見積もる傾向がある。これは特に主観的なリスクなの
で、消費を抑えて将来に備えて貯蓄しようという動きが出てきます。
でも、イケイケドンドンとは行かないまでも、やはりいくつかの成功体験を積み重ねて
行くうちに、「自分はもっと行けるはずだ」「自分はもっと色々なことができるはずだ」
という気持ちになれるはず。そうなると、消費に対して前向きな思考が出て来ます。ミニ
マム世代の人たちは、これまでの人生でそういう経験がなかったんですね。(略)
竹中 そう。たとえば、仕事に限らず、ボランティアでサクセスストーリーを経験しても
らってもよいわけです。そして、新しい考え方のステップに進んでもらう。人生には、お
金を稼ぐ面と使う面が両方あります。今後はその「稼ぐ面」において、この世代の動向を
見守りたいですね。