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ドイツ政府は、ことしの経済成長率の予測を、ことし１月時点の経済見通しから大幅に引き下げ、
マイナス６％に修正しました。ドイツ政府は、産業が輸出依存型になっているため、世界経済の
悪化によって、貿易や設備投資が大幅に落ちこむことが主な理由だとしています。
ドイツ政府が２９日発表した経済見通しによりますと、ことしのＧＤＰ＝国内総生産は、去年に比べて
６％落ちこむと予測しています。ことし１月の経済見通しでは、成長率の予測をマイナス２．２５％
としていましたが、大幅に下方修正したことになり、先進国でも最悪の水準です。ドイツ政府は、
産業が輸出依存型になっているため、世界経済の悪化によって貿易や設備投資が大幅に落ちこむ
ことが主な理由だとしています。これに伴って失業も増える見通しで、ことしの年間平均３７０万人から、
来年は４６０万人に拡大するとしています。一方、来年は世界経済の回復が期待され、０．５％の
プラス成長に転じると予測しています。記者会見したグッテンベルク経済相は、今後の政策対応
について「金融市場の安定化が当面の最大の課題であり、国内では金融機関の不良資産の処理
対策が急がれる」と述べました。また、追加の景気対策については、すでに２回にわたって打ち出した
１０兆円規模の対策を着実に実行することが大事だとして、反対する考えを示しました。
▽ソース：NHKニュース （2009/04/29 23：48）
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