09/04/23 17:13:54
賞味期限が近づいたりシーズンオフとなったりしただけで、品質には問題がない
「訳あり」の食品を手ごろな価格で販売するケースが目立っている。景況感の悪化で
節約志向を強める消費者ニーズに対応するとともに、環境面でのメリットも強調。
食品廃棄物の削減が世界的課題として浮上する中、「アウトレット食品」の存在感が
増している。
森永製菓は5月にも、キャンペーン終了後の商品や季節外商品などの在庫を袋詰めに
した「森のふくろう」を、全国のスーパーなどで本格展開する。賞味期限が3カ月
以上残っていることを条件に、チョコレートやビスケットなど10個前後を500円
程度割安の1050円で提供する。
従来は安売り店に卸したり廃棄したりしてきたが、昨年末から袋詰めを広島や宮城、
鹿児島などのスーパーで試験販売したところ好評だったという。同社は「売り上げ
の一部は森林保護に役立てる。地球にも顧客にも還元できる商品」と強調する。
イオンは3月中旬から自社通販サイトにアウトレットコーナーを常設化。顧客からの
要望に応じたもので、食品のほか衣料品や家電なども販売し、「他の企画と比べアク
セス数は倍近い」(コーポレート・コミュニケーション部)という。
ネットスーパーのオイシックス(東京)は1月末、形やサイズがそろわず廃棄されて
きた加工食品などを集めた「もったいないコーナー」を開設した。反響は大きく、
3月中旬までに「アジの開き」は前年の同時期と比べ約5倍、「辛子明太子」は
約7倍の売り上げとなった。同社は「消費者は味や品質など、より本質を重視する
ようになっている」と見て、今後もラインアップを拡充する意向だ。
◎ソース
URLリンク(www.zakzak.co.jp)