09/04/23 14:15:13
オバマ米大統領は二十二日、中西部アイオワ州でエネルギー政策について演説し、
米国沖合での風力発電計画を今後積極的に推進、総発電量における風力の比率を
二〇三〇年までに20%程度まで引き上げることを目指す方針を表明した。
米国がクリーンエネルギー開発で欧州に後れを取ってきたとして“巻き返し”を
宣言した。
大統領によると、米国の風力発電の比率は現在、太陽光など他の代替エネルギーと
合わせても3%以下。大統領は「風力大国」である現在のデンマークに匹敵する
野心的な目標を掲げ、風力を今後の代替エネルギーの中軸に位置付ける姿勢を示した。
演説では、連邦政府の管轄する米国沖での風力や潮力などの発電計画を新たに認め
「沖合クリーンエネルギー」開発を目指すと表明。この過程で二十五万人の雇用が
創出されると述べ、環境と経済の両面で一石二鳥の効果が期待できると語った。
大統領は、今後十年間、クリーンエネルギー開発に年間百五十億ドル(約一兆四千
六百億円)を投資し、石油依存型経済からの脱却と五〇年までに温室効果ガス80%
削減を目指す決意を強調した。
◎ソース
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