09/04/15 20:30:29
北朝鮮が崩壊の危機にあるときだれが支援するか、ロシアが天然ガスの価格を
操作したらどうするか-。米国防総省が主催して3月中旬、「経済戦争」に
直面したときのシミュレーションゲームが行われていたことが14日までに
明らかになった。ゲームの勝者は米国でも日本でもなく中国だったという。
政治専門サイト「ポリティコ」が伝えたもので、参加者の一人であるエール大の
ポール・ブラケン教授は産経新聞に「経済戦争ゲーム」が行われたことを認めた。
国防総省が「経済戦争」に絞ってシミュレーションゲームを行ったのは今回が
初めてという。
米軍や情報機関の当局者が記録をとりながら、「戦争」の行方を注意深く観戦して
いたという。
ワシントン郊外の戦争分析研究所で3月17、18の両日行われた「経済戦争
ゲーム」には、ブラケン教授ら大学教授、投資銀行やヘッジファンドの幹部らが
参加した。それぞれの専門分野に沿って、米国、日本、ロシア、中国の“指導者”
となって、「戦争」に参加した。
討論にあたっては、北朝鮮の崩壊危機やロシアの価格操作のほか、中国と台湾の
緊張激化、イランへの経済制裁の強化に伴う対立などを想定。活発な議論が行わ
れたという。
米露が多くの場面で対立を繰り返した結果、第三者の立場にいた中国が恩恵を被り、
結果的に「勝者」となったという。
◎ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)