09/04/10 11:32:08
市場調査のGartnerが米国時間4月8日に発表した調査結果によると、世界の半導体
売り上げランキングで首位を維持しているのはIntelだが、Qualcommも躍進している。
Gartnerが明らかにした最終的なマーケットシェア分析によると、2008年の世界における
半導体売り上げは総計2550億ドルで、2007年と比較すると145億ドル(5.4%)の減少となった。
「2008年前半の販売は好調だったものの、第3四半期に入ると景気後退の影響から軟調になりはじめ、
第4四半期には急速に悪化しマイナス成長となった」と、Gartnerの主席リサーチアナリストの
Peter Middleton氏は声明に記している。
Intelは17年連続で首位を保っており、2008年のマーケットシェアは13.3%に増加した。
売り上げが0.5%減少したのは、NORフラッシュメモリ事業を売却した結果だとGartnerは述べた。
「Intelは年間を通じてシェアを獲得したノートPC事業が好調だったため、業界平均をしのぐ成績を
収めた」と、Gartnerは分析している。
9日の報道によると、3月にもシェアを伸ばしたIntelは、4月14日に予定している決算発表が予想を上回る
可能性があるという。「第1四半期の結果はIntel内部の見通しとアナリスト予測を超えるとわれわれは
考えており、第2四半期の業績予想は多少の成長を反映するものと見ている」と、Wall Street Journalは
Wedbush MorganのアナリストPatrick Wang氏の発言を引用して報じている。
しかしながらIntelは、Gartnerによるマーケットシェア分析の2008年上位10社のうち
「最も成長した」Qualcommから目を離さずにいるべきかもしれない。
携帯電話向け半導体の世界最大サプライヤーである同社は、最初の3四半期の好調さが牽引力となって、
15.3%の成長を達成した。その結果、2007年には11位だった順位が2008年には8位へと躍進した。
第2位のSamsungは成長率で見ると特に大きく下がった1社だが、これは2008年に急激に落ち込んだ
メモリの分野を主力製品ラインとしているためだ。DRAM(パソコンのメインメモリとして使われる)や
NANDフラッシュメモリ(カメラ、デジタル音楽プレーヤー、ソリッドステートドライブのストレージ
として使われる)の供給過多による価格下落に伴い、同社の2008年の売り上げは15%減少した。
第3位の東芝は、2008年後半に市場が急落したことから、消費者向け、ワイヤレス、
自動車関連製品チップの売り上げが10.3%減少した。
ソースは
URLリンク(japan.cnet.com)
順位の表は
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社名のみ書き出します。
1. Intel
2. Samsung
3. 東芝
4. Texas Instruments
5. STMicroelectronics
6. Infineon Technologies (Including Qimonda)
7. ルネッサス テクノロジ
8. Qualcomm
9. Hynix
10. NEC