09/04/06 12:26:01
千葉県がんセンターと千葉大、IBM(本社・米ニューヨーク州)は、個人や企業が
持つパソコンの余剰能力を使って、小児がんの一種、神経芽腫の治療薬の開発に
乗り出した。
多数の参加者のパソコンをインターネットでつなげて、全体でスーパーコンピュー
ター並みの能力を持たせる「グリッド(格子)技術」を使う。グリッド技術で小児
がんの治療薬を開発するのは世界初という。
計画では、カナダにあるIBMのコンピューターからデータを参加者のパソコンに
配信。夜間などパソコンを使っていない時間に、約300万種類の化合物を対象に、
がん細胞の増殖を阻害する構造などを持つものがないかどうか解析してもらう。
パソコン1台では新薬候補の化合物の発見に、6000年程度かかるが、グリッド
技術を使うことで、早ければ5年後には、化合物を見つけて人間に投与する臨床試験
に進む計画だ。
中川原章・同センター長は「日本では小児がんの分野は大人のがんに比べて研究費が
少なく恵まれていない。多くの人に参加してほしい」と呼びかけている。
◎千葉県がんセンター
「IBM、千葉県がんセンター、千葉大学の共同プロジェクトが始まります。」
URLリンク(www.chiba-cc.jp)
◎ファイト!小児がんプロジェクト
URLリンク(www.m.chiba-u.ac.jp)
◎ソース
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)