09/03/27 17:50:41
情報処理推進機構(IPA)は27日、「IT人材市場動向調査 調査報告概要版No.3」を
公開した。同調査は、IT人材の育成施策検討に向けた基礎情報を収集することが目的。
調査報告は全4回に分けて公開し、完全版は「IT人材白書2009」として5月中旬に出版
する。今回は第3回として、学生には各業界のイメージ、社会人には就業満足度などを
尋ねた。
大学3年生600人を対象にした調査では、「技術やスキルが身につく」「夢がある」
「働いている人たちが自分の仕事に誇りを持っている」「仕事がきつい」「かっこ
いい」「仕事にやりがいがある」「給与が低い」「仕事の内容がわかりやすい」と
いうイメージを持っている業界を24業種の中から選んでもらった。
その結果、「技術やスキルが身につく」と「夢がある」では、「IT・情報サービス
・ソフトウェア」がトップ。特に「夢がある」については、「当てはまるものはない」
が24.2%と高かったが、21.5%が「IT・情報サービス・ソフトウェア」を挙げ、
2位の「広告・放送・出版」(16.5%)を引き離した。そのほか「IT・情報サービス
・ソフトウェア」は、「かっこいい」で2位(24.5%)、「仕事にやりがいがある」で
3位(14.5%)にランクインした。
その一方、「IT・情報サービス・ソフトウェア」の評価が比較的低かった項目として
は、「働いている人たちが自分の仕事に誇りを持っている」が 12位(7.2%)、
「仕事の内容がわかりやすい」が20位(3.2%)だった。また、「仕事がきつい」でも、
トップの「医療・福祉」(35.7%)に次いで2位(30.0%)に挙げられた。
社会人1499人を対象とした調査では、「仕事の満足度に影響を与える要因」や
「他業種と比べて給与が高いと思うか」などについて質問した。
「仕事の満足度に影響を与える要因」については、「給与」が74.8%でトップ。
以下は「職場の雰囲気」が60.0%、労働時間が42.7%と続いた。
「他業種と比べて給与が高いと思うか」という項目では、「よく当てはまる」および
「どちらかと言えばよく当てはまる」の合計が最も多かった業界は「銀行・証券
・保険・その他金融」で58.3%。「IT(ソフトウェア)関連」は42.0%で、全6業界中
で下から2番目だった。
調査対象の業界別内訳は、IT(ソフトウェア)関連が300人、自動車・自動車部品
/機械・機械部品が300人、銀行・証券・保険・その他金融が300人、商社/マスコミ
・広告/ホテル/旅行が150人、建設/土木・住宅・不動産/運輸・倉庫が300人、
食品・フードサービスが149人。
●図表
URLリンク(internet.watch.impress.co.jp)
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◎IPAのリリース
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◎ソース
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