09/03/26 15:10:14
政府・与党は26日、4月中に取りまとめる追加景気対策に、500億円規模の
耕作放棄地の再生支援策を盛り込む方針を固めた。
長年放置され荒廃した農地の再生に取り組む農家への補助金を積み増す。
これにより、担い手不足から耕作放棄される農地の拡大に歯止めをかけ、
食料自給率の向上につなげるのが狙いだ。
全国の耕作放棄地は、農業従事者の高齢化や、農地の所有者が放置することで
増え続けている。2005年時点で約39万ヘクタールと、埼玉県にほぼ匹敵する
面積に達している。
政府は、09年度当初予算で、耕作放棄地の再生に取り組んだ農家に総額230億円
の補助金を支払う制度を新設した。地域の農家による協議会が再生計画を策定し、
国などが審査して補助金を出す仕組みだ。
ただ、耕作を放棄されていた農地で成長した大木を取り除くには重機などが必要で
費用も30万~40万円かかる場合もある。一方、補助金の上限は10アールあたり
5万円で農家の負担が依然として重いことなどから、補助金を積み増すことにした。
◎ソース
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