09/03/30 02:19:47 kDqSts4F
>>443
URLリンク(ja.wikipedia.org)日米スパコン貿易摩擦
SXシリーズの価格性能比の高さは次なる波紋を浮かび上がらせた。
ベクトル型スパコンの専業メーカであるCray社は、自社での新型スパコンの
開発においてNEC製スパコンの1/4程度の性能しか出せず、アメリカ国内の
スパコン調達案件において連敗を続けたため、NECがスパコンを
ダンピング していると議会に呼びかけ、大規模なロビー活動を始めた。
実際には、NECに対する日本政府による補助やダンピング要素は全く無く
言いがかりとしか云えないレベルのものであった。しかし、バブル期における
日本の一人勝ち状態によるアメリカ側の不満や、防衛庁の次期支援
戦闘機計画(FSX)の国産化調整で表面化していたアメリカ商務省と
通商産業省との仲の悪さが全てを最悪の方向に導いていく。
このロビー活動により、アメリカ政府はNECが汎用機での利益をスパコンに
まわして不当な廉価販売をしているという虚偽の理由を付け(前述の
理由などにより)、Super301条による454%の上乗せ課税という特殊関税を
かけたため、NECによるアメリカへのスパコン輸出は実質不可能となってしまった。