09/03/18 00:47:22
鼻に取り付けるといびきを軽減できるとうたったクリップに、実際は効果を証明できる根拠がないとして、
公正取引委員会は3月16日、商品を販売したピップトウキョウなど3社に排除命令を出した。景品表示法違反
(優良誤認)に当たると判断した。
排除命令の対象は、ピップトウキョウとピップフジモトが販売した「いびきクリップ」、およびキートロンの
「磁力クリップ」。
公取委によると、3社はWebサイトの広告や商品の包装容器に「鼻中隔(鼻の穴と穴を仕切る壁)を刺激し、
いびきスッキリ」「鼻スッキリ!呼吸抵抗を 47%以下に抑える!」といった文言を掲載。ピップトウキョウと
ピップフジモトの2社は2005年10月―2009年1月、キートロンは2007年11月 ―2008年11月の期間、表示を
続けた。
公取委が表示の裏付けとなる資料を求めたところ、ピップトウキョウとピップフジモトの2社は提出できず、
キートロンが出した資料は合理的な根拠を欠いていたという。公取委は各社に表示の訂正と再発防止を命じた。
ピップトウキョウとピップフジモトは同日、排除命令を真摯(しんし)に受け止めるとの声明を出し、該当商品の
販売中止を決めた。販売済み分については返品を受け付ける予定。
▽ソース:日経BP (2009/03/17)
URLリンク(www.nikkeibp.co.jp)
▽ピップフジモト ニュースリリース
URLリンク(www.pip-club.com)