09/03/15 20:45:27
動画投稿サイトなどで人気の楽曲を集めた初音ミク関連のCDアルバムを
メジャーレーベルが相次いで発売。
そのチャートアクションが注目されていたが、supercell feat.初音ミクが3月4日に発売した
『supercell』(ソニーミュージック)はオリコンチャートで初登場4位を記録。
同日発売の中島美嘉『NO MORE RULES.』(5位)を抑えての4位と、大健闘を見せた。
これはネット時代の音楽的状況を語る上で、見逃せない出来事の一つだろう。
まず「初音ミク」とは何かのおさらいから始めよう。初音ミクは実在の歌手ではなく、
ボーカロイドと呼ばれるWindows上の歌唱ソフトだ。2007年夏に発売されたこのソフトは、
ジリ貧だったDTM業界が息を吹き返すほどの大ヒットとなった。
初音ミクがあれば、ボーカリストを呼ばなくても言葉を持った曲が作れる。
そうした手軽さ、面白さから、アマチュアのクリエイターたちが様々な曲を制作。
その音源を動画サイトにアップロードし始め、特にニコニコ動画では爆発的な人気を集めた。
そうした動画サイト生まれの人気曲『メルト』『恋は戦争』『ブラック★ロックシューター』を
生み出したのが、楽曲制作者のryo氏率いるsupercellというプロジェクトだ。
これまで彼らの音源は自主流通盤として並ぶこともあったが、
あっという間に売り切れてしまい、一般リスナーの手にはなかなか届かなかった。
クリエイター側としても、そうした大量のニーズに応えるには限界があった。
それが今回のメジャーリリースへとつながっていく。
彼らの音源を扱うメジャーのメリットも大きかったはずだ。
なにより楽曲の完成度は高く、すでに動画サイトで高い人気もある。
特に代表曲である『メルト』の人気は高く、ニコニコ動画での再生回数は
そろそろ400万回に届きそうな勢いだ。
制作もプロモーションもコストをかけずに済む上に、初音ミクなら確実に売れる。
ただ、クリエイター側としては、安直にメジャーに乗せられない理由もある。
ボーカロイド楽曲の人気を支えたのは動画サイトのユーザーたちだ。
彼らは楽曲をリミックスの素材として使い、初音ミクが3DCGで動き回るような
プロモーションビデオを作ったりと、様々な形で楽曲の価値を高めてきた。
そうした二次利用が可能なのも、楽曲の全権利を作者自身が持っていて、
作者がその状況を許しているからだ。
しかし、楽曲の権利が一部でも作者の手から離れると、その状況は成り立たなくなくなる。
メジャーでの流通はそこが課題だった。
日経トレンディの記事をスレ立て人が抜粋
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)
「supercell」のベースとなっているのは、2008年夏に自主制作盤でリリースしたCD/DVD。
今回は自主制作盤の楽曲を全曲リミックス、リマスター。通常盤は3000円。DVDと画集が付属する初回限定盤は3500円
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)
supercell特設サイト
URLリンク(supercell.jp)
「メルト」(ニコニコ動画アカウントが必要)
URLリンク(www.nicovideo.jp)
(>>2-5へ続きます)
★1 2009/03/14(土) 21:51:11
スレリンク(bizplus板)l50