09/03/15 23:01:29 Y/qlylK1
まあ、音楽(特に声楽)を「資源(有限資源…石油など)」にしようとする連中がいればそりゃ雌伏になる。人間の喉は美声発声器官じゃないからな。
そういう意味では、男だろうがダミ声だろうが作詞(作曲)+ミクだけで1曲を作れるようになるというのは非常に大きい。
新たにボーカル(というか楽団)を雇ったり、ライブハウスを予約したり、音大に在籍したりする必要がないからね。
妻(便宜的に妻とする)がボーカルで、夫が作詞作曲。こんなユニットはありえるが、妻がミクになり得るという点でボーカロイドは既存と一線を画する。
しかし、ここまで爆発的な人気を博した理由はミクがどうとかよりも、単にそれが世に出た時代に理想的な広告媒体兼Shareサイト(受け手と送り手の双方向通信)があっただけだ。
現に、MIDIでさえ前時代のモノなのに出来が良ければそこで評価されるし、既存の音楽でさえそれをボカロに歌わせるだけで双方の知名度が増えるしね。
(2chと違って、発音とコメントが同一画面上で即時行われるのも利点。2chで同様のことをやるとうpロダに上げて、特定スレに投稿して、反応待ち…という気長なことになる。)
クソ高い楽器はすでにパソコン(ソフト)に移された。作曲作詞家はウェブ上にいる限り星の数ほどいる。ボカロの登場でボーカルソロもできるようになった。
リンレン・KAITO・MEIKOなどでバックコーラスもデュオも自在になった。彼らを雇う費用も、生身の人間を雇うより極めて安いものだ。食費はネギと電気代だけだし。
そして最後のピース、自由に意見を交わし合えるライブハウスはYouTubeが道を作り、ニコニコによって整備された。
カスラックが音楽業界を支配していたら、上のような現象はいつまでたっても改善されないだろう。どう思う?
>>147
中間業者っつか、流通システムの必要がない世界だろう。例えば一般的メディア、そう新聞について考えてみよう。もしあるニュースを新聞で読むとしたら?
まず新聞社が特派員を送り、送られた情報を基に記事を書き、それを印刷屋が印刷し、それを全国に運び、さらにそれを小売業者なりコンビニなりに送り、
新聞配達員が配達してやっと新聞が読める。しかも読み終わったら1日ごとにゴミが出るという、うんこと同じぐらい余計な排泄物が一家ごとに発生するわけだ。
同じ事をウェブでやってみろ。明らかに流通コストその他もろもろが違うだろう。ちょうどこれは人間が馬を乗用にしたのと同じぐらいの進歩と言える。