【労働環境】30代社員の憂鬱 「企業は老化する一方だ」 (産經新聞連載“2030年”)[09/03/06]at BIZPLUS
【労働環境】30代社員の憂鬱 「企業は老化する一方だ」 (産經新聞連載“2030年”)[09/03/06] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
09/03/06 13:26:32
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URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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都内の中堅建材メーカーで営業職に就く平野大介さん(36)=仮名=には、「部下」はおろか、
後輩社員すら一人もいない。「就職氷河期」といわれた平成7(1995)年入社。下の世代は
さらに厳しい「超氷河期」とも呼ばれ、新卒採用を抑えたためだ。他の部署の同期には若干の
後輩がいるものの、平野さんだけはいつまでたっても「若手」という。

「もう慣れましたが、腹が立つのは僕より給料が高い40歳以上のバブル入社の連中です。
数は多いのに優秀な人は少ない。彼らの使い走りばかりで責任ある仕事も回ってこない。
僕らは少子高齢化って呼んでんですけどね」

8年入社で、大手食品メーカーの自販機営業を担当する三浦雅之さん(38)=仮名=も同じ部署の
後輩は2人だけ。自身の同期は18人だが、40代以上は各年次に100人ずつほどいるという。
「バブル世代もポスト不足でだぶついてるが、うちの社の50代はさらにボリュームがある。
彼らが退職すれば重しはとれるけど、雇用延長とかでなかなか出て行かない。ものすごい
閉塞感ですよ」

実際、三浦さんらが入社した当時の大卒者の求人倍率は過去20年でも最低水準で、バブル世代に
比べれば半分以下の年もあった。その下の世代にしても、多くの企業で採用が抑制され、社員の
いびつな年齢構成が続いている。

「氷河期世代」もすでに30代半ば。妻子を持ち、住宅ローンを抱えるようにもなった。
ただ、会社内での“世代間闘争”はいつの時代にも付きものであり、彼らにしてもいつかは部下を
従え、給料も上がる日がくるのではないか。

「残念ながら、一握りの幹部候補生を除けばその可能性は低い。下手をすれば彼らは一生下働きに
なってしまう」。そんな指摘をするのは「若者はなぜ3年で辞めるのか?」などの著書がある
人事コンサルタントの城繁幸さん(35)だ。「なぜなら、日本企業の代名詞だった定期昇給と
年功序列という2つの賃金モデルがすでに破綻しているからです」

■「ポスト」足りず
大手コンピューターメーカーに「平成9年組」として就職した城さんが、その「事実」に気づいたのは
人事部にいた入社3年目のころだった。社内の人員構成をみれば、どう考えても将来のポストは
足りない。生涯賃金を計算しても現在の60歳に比べ3割は減る。理由は根本的な問題だった。

「つまり勤続年数に応じて賃金が上がるというシステムは、組織も同様に成長を続けていかねば
維持できないわけです。昭和の時代ならそれも通用したが、経済全体が縮小しつつある今、
そんな企業は数えるほどしかない」

-続きます-



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