09/03/06 12:56:15
Microsoftは、安価なサブノート向け「Windows 7」の販売を開始した後もネット
ブック向け「Windows XP」の提供を継続するであろう、と同社幹部が明らかにした。
Microsoft Internationalのビジネスストラテジー担当バイスプレジデントである
Neil Holloway氏は現地時間3月5日にZDNet UKに対し、MicrosoftはWindows 7が
XPよりもポピュラーになることを期待している、と語った。しかし、どのOSをネット
ブック向けに提供するかは、最終的に顧客の選択に応じて決定することになる、
とも述べた。
「市場がどう動くのかを見守る」とHolloway氏はブリュッセルで行われたMicrosof
tのGrowth and Innovation Dayで語った。「私たちがネットブック向けWindows 7を
広めるのにともない、XP入手の可能性は徐々に低くなるだろう。私はこの点について、
市場がWindows 7を判断することになると思う」とHolloway氏は述べた。
過去1年半にわたるネットブック市場の予想外の成功により、MicrosoftはWindows
XPの提供終了を繰り返し延期してきた。その理由は主に、新しいVista OSをネット
ブック上で実行するときにあまりにも多くのプロセッサ能力が要求されるからだ。
Holloway氏のコメントは、MicrosoftがXPの提供終了をさらに延ばすことを示唆して
いる。これは、この年月を経たOSが、新たに登場するWindows 7 Starter Editionと
実質的に競合することを示している。Windows 7 Starter Editionは明確にネット
ブックを対象とし、2009年末または2010年初頭にリリースされるとみられている。
Windows 7はWindows Vistaと同じアーキテクチャー基盤上に構築されているが、
Microsoftは、この新しいOSがVistaよりも軽量になり、それゆえネットブックでの
使用に適すると、繰り返し主張している。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は2月、Windows 7の
Starter Editionが搭載されたネットブックを購入したユーザーは、同OSのより充実
した機能を持つバージョンにトレードアップする機会を提供されるであろうと語って
いる。Holloway氏も、そのようになるだろうと認めた。
Holloway氏は「ユーザーはローエンドの(Windows 7)ネットブックまたはハイエンド
のネットブックを選択できるだろう」と語った。「問題は、機能が絞られたWindows
7を使用するか、より多くの機能を持つ上のレベルを使用するかだ」と述べている。
◎ソース
URLリンク(japan.cnet.com)