09/03/05 10:14:52
介護福祉士の資格を持ちながら、福祉・介護分野で働いていない「潜在介護福祉士」に関する
初の本格的な調査がまとまった。財団法人・社会福祉振興・試験センターの調査で、回答者の
2割が該当した。他分野で働く人の離職理由は「給与などの悪さ」がトップだった。低賃金で
転職した事情がうかがえたが、半数が介護職場へ復帰したい意向だった。
調査は福祉・介護分野での人材確保に役立てるため昨年9~10月に実施。
介護福祉士の有資格者約64万人のうち、同意した約25万人に調査票を送付、
15万2564人(約24%)から有効回答を得た。
内訳は、福祉・介護分野に就労約79%▽他分野に就労約6%▽非就労約15%。
潜在有資格者は約21%(3万2497人)を占めた。
他分野に就労する人のうち、福祉・介護分野の就労経験者(7220人)に、離職理由
(複数回答)を聞くと
「給与等の労働条件が悪い」が最も多く約32%。
「仕事の内容がきつい」約25%、
「体調を崩した」約20%と続き、
「やりがいがない」は約4%にとどまった。
福祉・介護分野の仕事に
「ぜひ戻りたい」が約7%、
「条件があえば」は約44%で、半数以上が復帰したい意向で、
「戻りたくない」は約19%だった。
淑徳大の結城康博准教授(社会保障論)は「潜在介護福祉士の多くが、賃金が上がれば介護職場に
戻るだろうということが調査で分かる。国や自治体は介護未経験の非正規労働者らを介護職場へ
向けようとするが、それより潜在介護福祉士を呼び戻す方が先だ」と話した。
ソースは
URLリンク(mainichi.jp)
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