09/03/03 19:23:18
東京を東西に走るJR中央快速線(東京―高尾)のオレンジ色電車が姿を消しつつある。
首都圏の多くの路線で経済的な銀色のステンレス車両が投入されるなかで、ひときわ個性が
際だった鋼鉄製の単色電車。沿線の象徴として親しまれたが、来年には半世紀余りの歴史に
終止符を打つ。
JR東日本によると、オレンジ電車は57年に中央快速線に登場。
ほとんどの電車が茶色だった当時、路線を区別しやすくしようと色を変えた。
60年代には中央・総武線に黄色、山手線に黄緑色、京浜東北線に水色、常磐快速線に緑色の
単色電車が走り出した。しかし80年代後半から軽くてメンテナンスも楽なステンレス車両が
登場すると、徐々に姿を消した。単色電車が残る首都圏のJR線は中央快速線と京葉線だけだ。
その中央快速線でも06年12月から銀色の新型車両が投入され、交換が進む。
残るオレンジ電車は2編成のみで、その車両も三鷹―国分寺間の高架工事が終わる
来年3月までに引退する予定だ。
「中央線なヒト」などの著書があるエッセイストの三善里沙子さんは「最近、沿線を歩くと
フランチャイズのチェーン店などが増え、昔の『らしさ』が薄まっていると感じる。電車が
引退すると、また中央線のコアな部分が無くなっていく」と残念がる。
ソースは
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中央快速線のオレンジ電車201系=東京都新宿区のJR新宿駅
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06年12月から導入が始まった中央快速線の新型車両E233系=東京都新宿区のJR新宿駅
URLリンク(www.asahi.com)