09/03/01 04:40:50 nY99N19e
先ずね。病院の数が多過ぎ。
■バブルはおかしく、高度成長は奇跡だったのだから、
『それによって得られたモノもおかしい』と、なぜ考えられないのか。
▽低い税率、低い窓口負担、年金保険や医療保険での低い保険料率などの優遇措置。高度成長期やバブル時代の老人医療費無料化
▽多過ぎる総合病院や救急病院数(高度成長期に行われた、救急病院の分散+市ごとの総合病院で、医療資源が集約できず分散により、一人当たりの負担が大きい、シフト体制が組めない)
▽日本伝統と言いながら、近年、高度成長期に確立した雇用体系(終身雇用、年功序列、正社員のみの雇用保障、新卒採用主義で一生が決まる大学学歴社会、給与はホワイトカラーの方が多い)
■昔は当たり前だった、医師の往診
生活の場で行われていた医療が、病院へと移り始めたのは高度成長期から。
地域ごとに総合病院が作られた昭和40年代、患者は病院へと集中。さらに、老人医療費の無料化が拍車をかけた。
こうした病院頼みの風潮は、人の死に場所を変えた。
昭和20年代ほとんどが自宅だった看取り(S27:自宅…8割 病院など…1割 その他…1割)は、昭和51年に逆転。今、看取りの8割を医療機関が支えている(07年:病院など…8割 自宅…1割 その他…1割)。
進む高齢化、増大する医療費、国は診療報酬の見直しなどをはかり、在宅医療を進めている。
◆07年の死亡者数…100万人 → 2040年の死亡者数…170万人
この数の8割を病院で看取るのは、実際問題として不可能。
従って、「病院-施設-在宅介護-在宅医療」この4つが連携して包括ケアを実現していく。カギを握るのが在宅医療。
■自分が痛みを感じる末期患者となったら…[厚生労働省 03年度アンケート調査]
59%…“自宅で”療養したい(「最後まで」+「入院が必要になるまで」)
33%…なるべく早く“入院”(「行きつけの病院に」+「緩和ケア病棟に」)