【コラム】「かんぽの宿」騒動で分かった!賛否両論なき日本のネットはゴミの山-岸 博幸(DIAMOND online)★2[09/02/13]at BIZPLUS
【コラム】「かんぽの宿」騒動で分かった!賛否両論なき日本のネットはゴミの山-岸 博幸(DIAMOND online)★2[09/02/13] - 暇つぶし2ch3:依頼@台風0号φ ★
09/02/16 13:59:32
>>1の続きです。

◆ “かんぽの宿”騒ぎの本当のインプリケーション

“かんぽの宿”はいよいよ大騒ぎになっています。もちろん、真実はまだ明らかにされていません。ただ、
今回の騒ぎは別の点で教訓を提示していることに留意すべきです。

 皆さんもグーグルやヤフーで“かんぽの宿”を検索してみてください。検索結果の最初の数ページを開いて
みると、驚くまでに同じような内容、具体的にはオリックス政商論、小泉―竹中―宮内陰謀論、日本郵政不正論
のオンパレードです。それも、評論家と称する一部の人たちの意見の引用と礼賛ばかりが目につきます。
もちろん、丹念に探せばそれと反対の意見もネット上に出ているのでしょう。しかし、検索の上位に来なければ
埋もれるだけです。

 民主主義が貫徹されるためには、どんな事象についても賛否両論が健全に展開されるべきです。そのために
は、トーマス・ジェファーソンの言葉からも明らかなようにジャーナリズムが重要な役割を果たすのです。ところが、
“かんぽの宿”から明らかになったのは、日本のネット上は同じような一面的な評論とその安直な引用ばかり、
情報のゴミ溜めとなっており、今のままではマスメディアに代わってジャーナリズムを支え、民主主義を強化
する器にはなり得ないということです。スキャンダルやゴシップの集積場でしかないのです。

 それに比べると米国では、ネット上で様々な問題について検索すると、大抵の場合は検索上位で賛否両論が
見つかりますので、ネット上でも民主主義とジャーナリズムがある程度根付いていると言えるのでしょう。
もちろん、ネットは基本的にゴミ溜めになっているという点では日本と同じですが。

 では、なぜ日米でこのような差が生じるのでしょうか。ネット自体が悪いわけではないと思います。私見に
なりますが、日本社会にはまだ民主主義が十分に根付いておらず、かつ本当の意味でのジャーナリズムが
存在しない、というのが最大の理由だと思います。日本に本当の意味での民主主義が持ち込まれたのは敗戦後
であり、その歴史はまだ浅いと言わざるを得ません。また、日本の記者の大半は、本当の意味でのジャーナリスト
ではなく、数年で異動して担当も代わるサラリーマンです。

 そのように考えると、日本のネット上が民主主義やジャーナリズムとはかけ離れた世界になるのは、やむを
得ないと言わざるを得ません。

記事は>>4以降に続きます。


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