09/02/15 01:28:52 VX59dN9e
>このスレとは論点がずれているのでは?
という観点だと、この板はビジネス板だからね。奇麗事だけでは収まらない。
>低コスト&高流動性の労働力を上手く使えば、かならず社会のためになるはずです。
したがる人が少ない仕事、それが必要なときに、低コストで使える労働力が国内に存在するから、それを利用してきた。
低コストを損なってまで、その労働力を保障したいとする善良な企業が、どれだけあるだろう。
コスト高の労働力になれば、新たにできるであろう(保障コストを積んでいない)別の労働力に頼る。
そうしないと勝ち残れない社会構造が目の前にあるから、抜け道探しは続くだろう。
今、「生産調整に当てられた労働力としての非正規雇用の悲劇!」的な報道が、連日のように
メディアに取り上げられているが、実際には正規・非正規を問わず、不景気・業績悪化ゆえの解雇が生じている。
大手企業の正規であっても例外ではなく、非正規の流動性は関係が無い。
急激な景気変動に対するリスクへの対応は、非正規や派遣に閉じた範疇の対応策では済まないということだ。
個人的には、労働力の流動は中途採用の広まりが主体で十分で、(一般)派遣という業態は不要だと思う。
欧米のように、一部の高いスキルを持った人間のみが、一定期間だけ利用する業態だけで、十分だろう。
政治は、完全失業者が増える点、誰も就きたがらない業種が出る点について、派遣以外の解決策を模索すべきと思う。
後者は本質的に不可避だが、現状で派遣が社会を支えている領域でもある。「誰に任せるか」「補償が必要か」の話になるだろう。