09/02/09 12:24:19
カメラメーカー大手4社の2009年3月期第3四半期(4~12月)連結決算が6日出そろった。
4社とも大幅な減収減益で、通期見通しを下方修正するものの、相次ぎ営業赤字転落を見込む
電機大手各社に対し、通期での営業黒字は維持する見通しだ。
富士フイルムホールディングスはデジカメの競争激化や円高の影響により、第3四半期までの
累計で、イメージングソリューション部門の営業利益が、前年同期の160億円の黒字から
79億円の営業赤字に転落した。
また、上期は好調に推移したフラットパネルディスプレー材料事業も、昨年9月以降のパネル
メーカーの急激な生産調整が直撃。同事業を含むインフォメーションソリューション部門の
営業利益は同67.1%減の344億円にとどまった。
オリンパスは、コンパクトカメラを中心とするデジカメ全体の販売台数の減少で、第3四半期
までの累計で276億円の最終赤字になった。円高や、主力の医療事業などで軒並み営業減益に
なったことも影響した。
ニコンは、第3四半期累計の営業利益が同47.1%減の548億円。特に、半導体市況の悪化に
伴う、半導体用の露光装置の減少が響いた。収益性の高いデジタル一眼レフの高級機も、厳しい。
カシオ計算機は、第3四半期累計の営業利益が同55.3%減の108億円となった。
欧州通貨安と大幅な単価下落が、デジカメ事業の収益を圧迫した。
デジカメに関しては、今期中に、世界で初めて動画合成を可能にした機種や、ハイスピード撮影が
できる機種を投入するなど独自色を強め、来期以降の巻き返しを狙う。
一方、通期のデジカメ販売台数の見通しは、デジタル一眼レフが堅調に推移したニコンは
対前年度比で増加する見通しだが、コンパクトを中心に展開するオリンパス、カシオは前年度を
下回ると予想している。
ソースは
URLリンク(japan.cnet.com)
“カメラメーカー主要4社2009年3月期決算見通し”という表は
URLリンク(japan.cnet.com)
関連スレは
【決算】ニコンの2009年3月営業利益は-67%減・440億円の見通し[09/02/05]
スレリンク(bizplus板)l50
【電気機器】キヤノン、営業益6割減 円高や需要低迷響く[09/01/28]
スレリンク(bizplus板)l50
【電気機器】ソニーの2008年4-12月営業利益は前年比‐85.8%の665億円[09/01/29]
スレリンク(bizplus板)l50